農業はやればやった分だけ自分に返ってくる

農業はやればやった分だけ自分に返ってくる

関野 陽平
独立・自営就農
就農地
伊豆の国市
就農年次
令和3年
栽培品目
ミニトマト

Q1. 農業を志したきっかけを教えてください

29歳の頃に仕事を辞めて自分探しの為オーストラリアのワーキングホリデーに挑戦しました。ワーホリでは、ブロッコリー・キャベツ・レタスなどの露地野菜の収穫の仕事を1年4ヶ月経験しました。気温40℃を越える中で多国籍の仲間と汗を流した事が刺激になり、農家を目指すきっかけなりました。

Q2. 情報収集はどのように行いましたか?

伊豆の国市のミニトマト農家さんでアルバイトをさせてもらいました。丸一日中ミニトマトの栽培に従事することで、ミニトマト農家の雰囲気を知ることができました。

Q3. 就農にあたって活用した支援はありますか?

がんばる新農業人支援事業のほかには、青年等就農資金、施設園芸大国しずおか構造改革緊急対策事業、就農準備資金、経営開始資金などを活用しました。施設園芸大国事業は静岡県の独自事業で、ハウスを建設する多くの新規就農者は、活用することになると思います。

Q4. 現在就農3年目ですが、農業を始めてみての感想を教えてください

農業って結構、単純作業が多いんですよね。私はコツコツ作業をするのが好きなタイプなので、農業のそういったところを楽しめています。
ミニトマトの場合は、誘引、葉かき、収穫、パック詰め…基本的にはこの4つをずっと回していくイメージ。このほかに薬剤散布やハウスの管理等もあって、色んなことを考えていく必要があります。経営主として仕事を回していくのはやっぱり大変です。パート従業員さんを雇っていますが、人手が足りないこともしばしば。その時は、自分が頑張るしかない。
でも農業は夢があると思います。やればやった分だけ、自分に返ってきますから。そこが最大の魅力です。私の場合、農業を始めて良かったと思うことしかないです。サラリーマン時代とはまた違った、有意義な時間を過ごしています。

Q5. 伊豆の国ミニトマトの魅力は何ですか?

指導農家さんのすぐ横にハウスを建てて就農したのですが、普段から指導農家さんが私のことを気に掛けてくれます。今日も天気が悪くて寒いので、「ハウス内のカーテンを●時には閉めるように」と連絡がありました。他にも農薬散布のこととか、何かしら分からないことがあるときは助言をもらうことができます。就農後のアフターフォローがしっかりしている産地を選ぶと良いと思います。
あと、伊豆の国地域のミニトマト生産者58名は全員新規就農者です。全国見てもこんな産地はなかなかありません。色んな背景を持った人達が、互いに知恵を出し合い、支え合っています。

Q6. これから農業を始めたいと考えている方へのメッセージをお願いします!

今はまだまだですけれども、ゆくゆくは地元である伊豆の国市に貢献できる農家を目指していきたいです。
農業に興味がある方は、まずは静岡県に来て、体験をしてみてはいかがでしょう。指導農家さんからも沢山話を聞いてみると良いと思います。