大好きないちごの栽培に日々奮闘中

大好きないちごの栽培に日々奮闘中

阿部友里
独立・自営就農
就農地
伊豆の国市
就農年次
令和5年
栽培品目
いちご

Q1. 農業を志したきっかけを教えてください

農業系の大学を卒業した後、静岡県内の農業法人で7年間働き、いちごの栽培業務を経験しました。その時にいちご栽培がとても楽しく感じられたので、自然と自分でいちごを作りたいと思うようになっていました。

Q2. 東京都のご出身と伺いましたが、就農地として静岡県を選んだ理由を教えてください

インターネットで近隣県の就農支援とかも調べはしたんですけれども、大学卒業後はずっと静岡県内に住んでいて、とても暮らしやすく気に入っていたので、県内での新規就農を希望しました。また、出身が東京なこともあって、なるべく実家に近い静岡県東部で就農地を探した結果、伊豆の国市を選んだという感じですかね。あと、前職の時に、伊豆の国の指導農家さんの栽培技術の高さを感じていたので、そこで学びたいと思ったことも理由のひとつです。

Q3. 就農にあたって活用した支援はありますか?

がんばる新農業人支援事業のほかには、青年等就農資金、施設園芸大国しずおか構造改革緊急対策事業、農地利用効率化等支援交付金、就農準備資金、経営開始資金などを活用しました。

Q4. 就農1年目ですが、農業を始めてみての感想を教えてください

私の場合、食べることが好きで、そしていちごが好きだったので、その好きな食べ物を自分の手で作れることに大きな喜びを感じています。あんまり考え過ぎず、ただただ「楽しい」、「好き」、「やりたい」といった気持ちでここまで来たのかもしれません。けれども、それってとても大事なことなんじゃないかなと思います。
雇用就農という就農形態は通常の会社勤めと似たようなもので、言われたことだけをやっていれば良い部分もあるんですけれども、イチから全て自分でやる独立自営就農とは、やっぱり違いました。農業は、単純作業を長く続けられるかどうか、経営者といっても自分で動くことが多いので、それが苦ではない人が向いていると思います。あと、ひたすらいちごと向き合っていても嫌にならない人でしょうかね(笑)。

Q5. 伊豆の国いちごの魅力を教えてください

この地域には先輩の新規就農者が沢山いるので、困った時は相談に乗ってもらえるし、代々農家をやられている方々も、新しく来た人を快く受入れてくれる雰囲気があります。
また、JAがパッキングセンターを持っているので、利用料金を払えばいちごのパック詰めを委託することができます(ただし、受入上限あり)。

Q6. 伊豆の国市での生活はいかがですか?

三島とか沼津の街も近いので、遊びに行こうと思えばすぐ遊びに行けますし、スーパーマーケットとかドラックストアも多いので生活に困ることはありません。

Q7. これから農業を始めたいと考えている方へのメッセージをお願いします!

経験は無いよりはあった方が良いです。私は、農業法人に勤めていなければ、農家になりたい、というよりなれると思えなかった。1年間の研修はもちろんありますが、その前にある程度まとまった期間で農業を経験できるとなお良いです。農業は収穫やパック詰めなど同じ作業を毎日繰り返すこともありますし、台風などによって突発的なトラブルに対応しなくてはいけないこともあります。農業にはこんな作業があるんだ、という感覚を掴むことが大事ではないかと思います。